PCI Express IP回線 8ch FAXカード
CTL-708TGF
CTL-708TGFは、FAX over IP機能を持ち、IPネットワーク上でFAXプロトコルによるFAX通信ができるカードです。キャリアIP網にはNTT「ひかり電話オフィスA」に対応し、PCI Expressハーフサイズカードで最大8chをサポートしています。テレフォニーバスH.100により従来のカードと連携することで、幅広くIPに対応したCTシステムを構築することができます。 ホストインターフェースにはPCI Expressを採用しています。
※[ひかり電話オフィスA]は、NTT東日本/西日本の光IP電話サービスです。
構成図
T.38規格のFAXプロトコルでFAX通信が可能
FAX通信にはT.38規格のFoIPプロトコルで相手IP-FAX機と画像データの送/受信を行います。呼制御手順にはSIP(RFC3261)プロトコルを採用しています。
従来APIとの互換性を確保
CTシステムビルダーのFAX(API)は、従来からのAPIと互換性がありPSTNと共通のアプリケーションでIP-FAXシステムを構成できます。
サーバ応用例
音声バス(H.100)にて本カードとG3FAXカードを組み合わせることで、T.38規格のIP-FAX機能と、みなしFAX通信によるG3FAX機能、両方の機能を持ったFAXサーバが実現できます。
※1相手IP-FAX(T.38)機との通信は事前の動作確認が必要です。
※IP網でみなしG3FAX通信をおこなう際には注意が必要です。
特長・機能仕様
CTL-708TGF FoIP/T.38 FAX通信カード
LANインターフェース | ポート数 | 1 |
---|---|---|
伝送速度 | 100Mbps(100BASE-TX)、10Mbps(10BASE-T) | |
コネクタ | RJ45 | |
接続 | ホストインターフェース | PCI Express Base Specification Rev1.0A PCI Express CEM Specification Rev1.1準拠 |
FoIP機能 | プロトコル | TTC標準 JT-T38 |
接続相手 | T.38対応ファクシミリ※1 | |
画像サイズ | A4、B4、A3 | |
圧縮方式 | MH、MR、MMR、JBIG | |
ECM機能 | サポート | |
VoIP機能 | プロトコル | IETF RFC3261セッション開始プロトコル(SIP) |
音声フォーマット | G.711 | |
チャネル数 | 8ch | |
適用規格 | ITU-T勧告 T.4、T.30、V.34、V.17、V.29、V.27ter、V.21準拠 | |
音声機能 | 方式 PCM(8bit/16bit)、μ-lawPCM | |
トーン検出 | DTMF | 16桁 0~9、*、#、ABCD標準 |
パターン認識 | DT、BT、RBT(3種類) | |
単一周波数 | 検出 | FAX信号のCNG、CEDを検出可能 |
送出 | 400Hz~2100Hzまでの17種類で送出 | |
CTバス | H.100 | |
カード外形寸法 | 167.7×111.2×18.7mm |