メッシュ無線による
サーバルーム温湿度監視
無線温湿度センサ
- サーバルーム温湿度監視
自立型メッシュ無線 温湿度センサ
サーバルームでは、サーバラックの増設やラック扉の開閉、ケーブルラダーへのケーブル敷設などで無線通信環境が日々変化します。このため、サーバルームで無線センサを使用する場合には、マルチパス環境に強い「切れない無線」デバイスが有効です。端末同士が相互に通信しメッシュ状のネットワークを形成する自己形成型マルチホップ・メッシュ無線温湿度センサを利用することで、環境変化による通信障害や特定端末の破損、電池切れがあった場合にも代替経路が確保され、途切れることなく温度・湿度測定データを収集することができます。
メッシュ無線ネットワーク SmartMesh®
ラックモニタリングシステム GoriRackで採用しているメッシュ無線ネットワーク SmartMesh®デバイスは、消費電力が非常に少なく電池交換が難しい環境で広く導入されています。無線ネットワークにはスター型やメッシュ型など様々な形式がありますが、メッシュ型では名称が示す通りメッシュ状（網状）のネットワークにより、ネットワークに不具合が発生した際にも他の通信経路を自動選択してデータ送信します。このため、SmartMesh®ネットワークはデータ伝達率99.999%という高信頼性から、ノイズの多い工場や温度記録において連続データの取得が必須となる食品工場などでワイヤレスプロトコルのスタンダードとして利用されています。
切れない無線 SmartMesh® による
データセンター温湿度管理
SmartMesh®を採用したConnecTED THは、メッシュ型トポロジーと周波数ホッピングによって実現する「切れない無線」でデータセンターの空調コントロールまでも可能な高信頼性の温湿度センシングを提供します。
データ伝達されるメッシュ型トロポジー
メッシュ構造を採用する無線技術はSmartMeshの他にもありますが、さらに周波数ホッピングが組み合わさったことで絶対的に信頼性の高いセンシングが可能となりました。http/SNMP GWとなるRMS4000はその高信頼性データをITシステムに伝達します。
異なる周波数で送信する周波数ホッピング
メッシュ無線通信状態のモニタリング
ネットワークの接続信頼性が最大の特長であるSmartMesh®では、無線通信状態データを取り出すことができます。全ての無線通信端末について、中継端末数／電源ON後の接続回数／最終データ受信からの経過時間／動作開始後の経過時間／パケット到達率／受信レベルなど様々なデータを取得可能です。
RMS4000ではこの無線通信状態レポートをテキストファイルで取り出すことができ、設備移設等による通信環境変化が受信レベルに悪影響を与えていないか、データ欠落がおきていないか確認できます。フィールドサービスでは、この無線通信状態をビューアソフトで可視化してレポートしています。
無線センサのメンテナンス性
運用において電池交換期間と電池残量のアラート機能は重要です。ラックモニタリングシステムGoriRackでは 5年間電池交換不要の ConnecTED TH（東京エレクトロンデバイス製）によりデータセンター環境監視システムとして現実的なメンテナンス性を提供しています。メッシュ無線-イーサネットG/WとなるRMS-4000ではWebUIから温湿度測定値と共に電池残量をモニタリングでき、電池残量の注意・警報メール通知とSNMPトラップ通知が可能です。
メッシュ無線温湿度センサモニタリング
電池寿命10年のメッシュ無線温度専用センサ
メッシュ構造＋周波数ホッピングで切れない無線としてデータセンターで採用されてきたSmartMeshセンサに、電池寿命10年のメンテナンスフリー温度専用センサが登場。市販の電池を搭載し、万が一の故障時にも電池交換が可能（センドバック）。
メッシュ無線温度センサ RMS-MS-TM01
SmartMesh®ネットワークデバイスの
モニタリング
メッシュ無線-イーサネットG/WとなるRMS-4000に接続されたメッシュ無線デバイスは、ラックモニタリングシステム GoriRack で容易にビジュアル監視ができます。GoriRackの導入によりお客様のシステム構築はゼロとなり、導入から保守サービスの全てを東京エレクトロンデバイス長崎が提供します。
ZabbixからSmartMesh®
ネットワークデバイスを監視する
RMS-4000のMIBにはメッシュ無線温湿度センサから取得した温度データ・湿度データ・電池残量ステータスが含まれています。このMIBを使用することで、Zabbixによるメッシュ無線温湿度センサの測定値収集とグラフ化、電池残量の管理が可能です。
