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札幌テレビ放送にRMS-DIO9632-PI/RMS-DIO4816-PI、RMS-AI08を導入

2025/04/15

札幌テレビ放送のラジオ中継局向けに送信所監視システムを提供
従来の運用監視体制を確保しながら初期導入コストを大幅削減


東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(本社:長崎県諫早市、代表取締役社長:松嶋 富浩、以下 TED長崎)が提供するネットワーク対応多点接点監視・制御ユニットとアナログ入力モジュールが、札幌テレビ放送株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:井上 健、以下 STV)のラジオ中継局向け遠隔監視・制御システムに採用され、運用が開始されました。
本システムは、従来と同様の運用監視体制を確保しながら、初期導入コストの大幅な削減を実現し、将来的な拡張性の確保にも貢献しています。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/case/STV.html


■導入の背景
近年、放送業界では経営合理化の一環として、テレビ中継局の共同利用や設備統合などの検討が進められています。STVを含む北海道民放5社は共同利用可能なクラウド型の遠隔監視・制御システムを構築し、2024年11月からこのシステムを利用し送信所の放送設備や電源設備の監視を開始するなど、新たな取り組みに挑戦しています。


そのプロジェクトにおいて課題となったのが、STVのグループ会社であるSTVラジオの中継局の遠隔監視・制御システムの更新でした。これまでテレビとラジオの中継局の遠隔監視・制御システムは1つに統合されていたため、テレビ中継局用のシステム更新に合わせてラジオ中継局用も同時に更新する必要がありました。STVは導入コストを抑えながら従来の運用監視体制を維持するため、ラジオ中継局の放送・電源機器等から取得される接点とアナログ信号をSNMP化し、汎用的なIP環境で統合管理可能な製品を導入することが急務となっていました。


これらの課題を解決するため、STVはTED長崎のネットワーク対応多点接点監視・制御ユニット「RMS-DIO9632-PI/RMS-DIO4816-PI」、およびアナログ入力モジュール「RMS-AI08」を採用しました。


■提供システム
・ネットワーク対応多点接点監視・制御ユニット「RMS-DIO9632-PI/RMS-DIO4816-PI」、およびアナログ入力モジュール「RMS-AI08」
AC/DCの選択可能な電源ユニットの冗長化に対応し、最大で監視128点、制御48点を必要とするラジオ中継局ごとの仕様に合わせて必要十分な機器構成で対応


・TED長崎によるソフトウェアのカスタマイズ
幅広い業種における設備監視・制御のSNMP対応の実績を生かし、ハードウェアの設計を変えることなくソフトウェアのカスタマイズにて中継局での運用監視に必要な機能追加を実現


・クラウド環境との連携
テレビ中継局の新遠隔監視・制御システムが稼働しているクラウドプラットフォームを活用するため、北海道総合通信網株式会社(HOTnet)が提供する「S.T.E.P SC2クラウドサーバ」上で稼働する株式会社アプコットの遠隔監視制御ソフトウェア「Packet Caster」と連携


※送信所監視システムについて

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/broadcast.html


■提供システムの導入効果
・導入コストを削減
テレビ中継局用として導入した新遠隔監視・制御システムと汎用プロトコルでの連携実現により、専用システムを導入した場合と比較して、大幅なコストダウンを達成


・高い可用性の確保
RMS-DIO9632-PIが実装するWebUIにより、クラウド上のサーバがダウンした場合も継続して監視・制御が可能


・作業負担の軽減
従来の5Uサイズから最大2Uサイズへコンパクト化し、運搬や設置等の作業負担を軽減


本システムは2025年1月より順次、道内のSTVラジオ中継局に導入され、2026年3月までに16拠点への設置が完了する予定です。TED長崎は今後も、放送業界のシステム統合や運用効率化の推進に貢献し、遠隔監視・制御システムの汎用プロトコル化の普及を支援してまいります。


■展示会出展予定

Japan IT Week 「データセンター EXPO」
会期:2025年4月23日(水)~25日(金)
会場:東京ビッグサイト 東 1~8ホール
URL: https://www.japan-it.jp/hub/ja-jp/visit/dse.html


【札幌テレビ放送株式会社について】

札幌テレビ放送は、1958年に創立した「日本テレビ」ネットワークの放送局です。放送メディアを通じて北海道民に良質な情報を送り届け、長年に亘り北海道の発展に貢献してきました。近年では、地上波放送だけでなくBSでの放送、インターネットでの配信展開など、「北海道発」のコンテンツを最適な「メディア」を通じて発信する「総合メディアコンテンツ企業」へと進化しています。


【東京エレクトロン デバイス長崎株式会社について】 

東京エレクトロンデバイス長崎は、DCIM関連製品、スマートエネルギー関連製品、CTI関連製品などの自社ブランド製品をもつメーカーです。そのデジタル化技術で各種電子機器の受託開発、試作、量産までワンストップで対応しています。
URL:https://www.ngs.teldevice.co.jp/


<本製品に関するお客様からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 情報機器営業部
〒150-6234 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー
Tel:050-3509-5618、Fax:050-3606-5166

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